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離婚されそうなあなたに・・・
突然ですが,自己の意思に反する離婚届が受理されることを阻止する制度として
不受理申出制度があります。
離婚届の届出方法は郵送といった簡単なものでも可能で,また,届出に不備がなく,添付書類が揃っていさえすれば,本人たちの意思を確認することなく離婚届出は受理されてしまいますんで,実体の伴わない離婚を未然に防ぐために,行政サービスとして,運用されています。
例えば,
夫婦げんかして,奥さんに離婚届突き付けちゃったら,
逆に「もう返しません!ぎょーん離婚します!しくしく」と言われちゃった場合とか,
奥さんに三行半突き付けられて
「離婚届にサインしないなら勝手にあなたの名前書いて出します!ぷんすか」と言われた場合などに,有効な手段です。
そして,いったん不受理申出をしてしまったら,
後で「やっぱり,2人仲良く離婚しますチョキチョキ
と市役所で言っても,申出者側が「不受理申出取下書」を提出するか,不受理期間(6か月ですが,延長はできます)が経過しないと,受理はしてくれません。
この不受理申出制度は,離婚届の場合だけでなく,婚姻届についても認められてます。
例えば,あまり想定しにくいかもしれませんが,
ストーカー的な人から,「お前が好きだーlove勝手に婚姻届を出してやる~lovelove
と言われた場合には,是非お勧めです。
そして,戸籍実務とは全く離れちゃいますが,不動産登記についても,同様に不受理申出制度は認められており,例えば,権利証等の書類が盗難になった場合に,念のため・・・ということで利用されているようです。

ところで,僕は,今まで一度だけ婚姻届を提出したことがあるんですが,そのとき,戸籍事務官掌者に対し,
離婚届を提出に参りましたぁ~」
と思いっきり元気に言ってしまいました汗汗(今でも夢でうなされます・・・月)。
しかし,この場合でも,婚姻届に不備がなく,添付書類が揃っていさえすれば,戸籍事務官掌者は,僕に
「ちょっとパー,ちょっとちょっとパーパー
これ婚姻届ですよ!」
とツッコミを入れる必要なく,これを受理することになります。
なるほど~


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人吉でなにかがあるらしい
ところで,裁判所がどこにあるかご存じですか?
市役所とか警察署なら,誰でも知ってますが,「最寄りの裁判所はどこですか?」と尋ねられたら,意外に答えに窮してしまうもんです。
でも,裁判所って意外にどこそこあるんです。
例えば,熊本地裁・熊本家裁の本庁の所在地は,熊本市内ですが,地裁・家裁には各地に支部・出張所が設けられていて,熊本県内では,熊本地家裁「玉名支部・山鹿支部・阿蘇支部・八代支部・天草支部,人吉支部」があります。
また,簡易裁判所(規模の小さい裁判を担当します。)は,熊本とか八代・天草だけじゃなく,「宇城・御船・荒尾・高森・水俣・牛深」にもあるんです。
で,なんで僕がこんなことを説明しているのかというと,実は,
熊本県弁護士会主催の模擬裁判(平成19年3月3日,人吉カルチャーパレスにおいて「顔~人吉強盗致傷事件」というタイトルの裁判劇です!無料なので観にきてください~)の広報活動のため,某情報誌に弁護士が立ち替わりでコラムを何回か書くことになり,今日,「裁判所ってどこにあるの?」というテーマの執筆依頼がきたもんですから,急遽,それを仕上げたからでありました。
ところで,裁判所の支部が各地にいっぱいあるということは,僕たち弁護士にとっても「管轄区域」というややこしい問題が生じます。もちろん,県内ならどこの裁判所の管轄区域かピンときますけど,県外なら思いがけずウッカリもしちゃうんです。

依頼者  「島根県の松江地方裁判所でやってた裁判で負けたんで,控訴したいんですが・・・」
ハヤシ  「松江の事件の控訴なら,広島高裁ですね。(お好み焼きかぁ~にひひやりましょうチョキ
松江地裁 「広島高裁宛の控訴状届きましたけど・・・広島高裁松江支部宛に訂正してください。ちなみに熊本からなら新幹線経由で片道6時間くらいですかね~新幹線ダッシュ
ハヤシ  「(しじみかぁ~)しょぼん取り下げますパー

最後は嘘です。このときは,ちゃーんと金曜日に期日指定してもらって,2泊3日の山陰旅行電車してきました。


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カルシウムが足りてません
僕は最近,刑事事件の保釈請求がなかなか認められない(すなわち,被告人を保釈すると罪証隠滅のおそれがあるという理由)ことで歯痒い思いをしていますきゅー
単純に「人質司法の弊害」とかを論じても,実益はないんでしょうが,今の裁判所(それと求意見の際の検察庁)の運用は,特に無罪を争うなど事実関係を否認している事件については,厳しすぎる!怒
そりゃ確かに組織犯罪とかでは安易に保釈を認めると罪証隠滅(口裏合わせとか証人を脅迫して嘘の証言をさせるなど・・・)のおそれが認められる場合はあるんでしょうけど,弁護人の立場ではどう考えても罪証隠滅するなんて到底考えられないというケースでもなんやかんやで保釈不許可になるケースは多いと思います。
経済事犯で否認しているような場合には,証拠の数も膨大で,被告人と十分時間をとって打ち合せをしないといけないんですけど,保釈が認められないなら,拘置所に面会に行かなければならず,当然,面会時間も限られてきます。でも,僕らは昼間の時間は裁判や法律相談業務でなかなか時間がとれずダッシュ,十分に被告人と面会するためには土日や夜汗じゃないと無理なんです!ぎょーんぎょーん
もちろん,具体的現実的に「罪証隠滅のおそれ」がある場合にまで弁護人の都合に合わせて保釈認めろーなんつう無理は言いませんが,これから裁判員制度が始まれば,連日開廷となって,今までの何倍もスピーディーに被告人と打ち合せを十分に行わないといけなくなり,可能な限り早期の身柄解放が必要になるはずです。
保釈制度も法の趣旨(罪証隠滅のおそれは具体的現実的な「おそれ」の有無を判断し,漠然とした罪証隠滅の可能性や危険性のみで安易に「おそれ」を認めない)に則った運用をしないと,裁判員制度って被告人の防御に不利に働くのみのような気さえしてきます。
そんなこんなで,僕は最近,刑事事件に関してイライラしてますぷん(もっとも,担当してくれた裁判官は僕の意見にも耳を傾けてくれ悩んでくれたんで満足はしているんですが・・・)。
しかし,妻曰く・・・
「裁判所でイライラしていると,裁判所内でハヤシ君はイライラしていたと噂になる」
下
「裁判所内の噂から,弁護士会内部で由井法律事務所のハヤシ弁護士はカルシウムが足りないと噂になる」
下
「弁護士会内部の噂から,同期弁護士らの間でハヤシは最近栄養のバランスのある食事をしていないようだと噂になる」
下
「同期弁護士らの噂から,巷で,ハヤシという弁護士が熊本にいるらしいが,そいつの嫁は料理が下手らしいと噂になる」
ので,イライラしちゃいかんということです。えぇ~~汗汗
なんという「風が吹けば桶屋が儲かる」的論理構成か!?目から鱗が落ちましたにかっ


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手紙
実に感動的な話を・・・しくしく
ちょっと前,妻と一緒に映画の「手紙」を観に行きました。
僕も妻もそこそこの東野フリークで,原作も読んでたんですけど,にもかかわらず妻はフニャフニャ号泣していました。
お笑いコンビという映画の設定も最初は「なんだそれ~」という感じでしたが,意外に?しっくりきて,最終シーンでは,むしろよかったなという感じでした。
単純な人権意識(「犯罪者の家族に罪はないんだから差別してはいけない」とか「犯罪者もきちんと刑務所で罪を償ったならその罪は消えるべきだ」)とは一線を画したメッセージの深さには,日頃刑事弁護に携わっている僕ら(たまに検閲印つきの手紙をもらいます)からしても「犯罪」の意味について考える機会を与えてくれます。

ところで,僕が今までに出会った印象的な被告人として,幼い娘を残して刑務所に行くことが確実な男がいました。彼は実に短絡的・無責任に犯罪に手を染めたのですが,何度か話をするうちに,彼がどれだけ後悔し,娘に対して申し訳なさを感じているか手に取るように分かるようになりました。
僕の経験の中では,最も自分の罪と向き合い,見つめ直してくれた被告人でした。
僕も,彼の本音の気持ちをなんとか少しでも裁判官に伝えたいと思い,それを第一に裁判に挑み,彼も素直に自分の後悔,反省の気持ちを裁判官に語ってくれました。
印象的だったのは,裁判官が,
「娘さんが傍聴席に座ってあなたの言葉を聞いていると思って,娘さんへの気持ちを語ってごらん。」
と仰り,彼は涙ぐみながら,
「これから寂しいつらい思いをさせてゴメン。絶対に自慢のパパになるから待っていて欲しい。」
と答えた場面でした。

自分の大切な家族が,自分の軽率な行為でどれだけつらい目にあうかを彼ももっと早く考えることができたなら,こんな事態にはならなかったでしょうし,それを裁判という場で気づかせてくれただろう,おそらく同じくらいの子どもがいそうな裁判官の言葉には,僕までココロが熱くなってしましました。
裁判って被告人の罪を裁く場であると同時に罪の重さを気づかせる場でもあるんですよね。
僕は,実は,こういう話にしこたま弱いんです・・・


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東京で
12/2は東京まで同期の弁護士の結婚式に行ってきましたしくしく
その同期の弁護士は僕の悪友なんですがぶた,顔の大きさが3分の1くらいの女性うさぎと結婚したんです(なんと某大手航空会社国際線のCA!)。写真では遠近法かなーと思ってたんですが,実物をどう見ても・・・
印象深かったのは,普通,祝辞って異常なまでのほめ言葉で,よく知っている友達連中からは失笑が漏れるのがほとんどなんですけど,祝辞を述べられたその弁護士のボス弁は,「こいつは,ヤンチャで飯はガツガツ食って弁護士としては最低だけど,意外と可愛いところもあるんでこれからは鍛えます。」みたいな褒めてるのか本気でけなしてるのか分からないスピーチで,同期からは大爆笑をかってました。でも,意外にそういう素直にスピーチの方が,妙に人間的な温かみがあっていいもんですよね。
しかし,なんやかんやで僕は東京に1年ぶりくらいに行ったんですが(出張は多いんですけど地方ばっかり・・・),熊本と違って,変化が激しいなーという感じでした。
結婚式で,東京の同期の弁護士と久しぶりに会ったんですが,東京は熊本と違って回転が速い!(数が圧倒的に多いからでしょうけど)「誰々は事務所やめて,新しいところに移った」みたいな話が多く「もう!?」って感じでした。
ところで,東京の弁護士といえば,昨日,「情熱大陸」で青色ダイオードの升永弁護士(字が間違っていましたら申し訳ありません)の事務所の方が特集されてましたね。とにかく仕事の取組かた(テレビでは交渉の仕方に重点が置かれていたかもしれませんが,やはり書面の書き方は大いに参考になります。),その知識を支える膨大な読書量には感心しっぱなしです。
もちろん,僕より司法修習期はずっと上ですが,テレビを見て,「よっしゃ,明日から頑張ろう」という気分になりました。
ただ,唯一見つけた僕との共通点は,
執務室が乱雑だー
ということだけだというのが,実に情けないんですが・・・(ちゃんと部屋片づけます汗汗

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