2006-12-23 Sat [ かく語りき ]
12月22日,熊大法科大学院学生との交流会に参加しました。
学生さんからの質問は,勉強の仕方や実際の実務で法律がどのように運用されているかといった真面目なものばかりで,「熊大生は勉強熱心だな~
」つう感じです。
ところで,法曹に夢を抱く若い人たち
と一緒に
を飲むことで,僕らも弁護士を夢見ていた頃の新鮮な気持ちを思い出すことができます
しかし,僕も最近はその新鮮な気持ちを忘れかけているような気がして,注意が必要です
若干話は脱線しますけど・・・
由○法律事務所の○井弁護士とお客さんとの間の何気ない雑談です
弁護士 「相続が発生したとき,もめたりはしませんでしたか?」
お客さん 「わたしら兄弟は仲がいいんで,話し合いで遺産分けしましたよ
」
弁護士 「それは珍しいですねー 大体の兄弟は相続でもめるもんなんですけどねー」
ハヤシ 「そうですねー 仲がよい兄弟ってほとんど見ませんもんねー 僕は家族みんな仲がいいんですけど相当特別ですもん」
お客さん 「???そうですか・・・???」
ん~確かに,弁護士って仲良し兄弟から仕事を依頼されることはなくて,兄弟間の争いごとばかりに接っしてますから,そんな変な常識になっちゃうかもしれないです。
こんな話を法曹に夢
を抱く学生さんに話したところ,
「なんか寂しいですね・・・」
という感想でありました。
学生さんからの質問は,勉強の仕方や実際の実務で法律がどのように運用されているかといった真面目なものばかりで,「熊大生は勉強熱心だな~
ところで,法曹に夢を抱く若い人たち
しかし,僕も最近はその新鮮な気持ちを忘れかけているような気がして,注意が必要です
若干話は脱線しますけど・・・
由○法律事務所の○井弁護士とお客さんとの間の何気ない雑談です
弁護士 「相続が発生したとき,もめたりはしませんでしたか?」
お客さん 「わたしら兄弟は仲がいいんで,話し合いで遺産分けしましたよ
弁護士 「それは珍しいですねー 大体の兄弟は相続でもめるもんなんですけどねー」
ハヤシ 「そうですねー 仲がよい兄弟ってほとんど見ませんもんねー 僕は家族みんな仲がいいんですけど相当特別ですもん」
お客さん 「???そうですか・・・???」
ん~確かに,弁護士って仲良し兄弟から仕事を依頼されることはなくて,兄弟間の争いごとばかりに接っしてますから,そんな変な常識になっちゃうかもしれないです。
こんな話を法曹に夢
「なんか寂しいですね・・・」
という感想でありました。
2006-12-21 Thu [ かく語りき ]
今日(12/21)の午前10時から正午まで,僕は熊本県弁護士会法律相談センターの
クレサラ法律相談(有料)の担当でした。
法律相談は相談者が来なければ完全な空き時間となってしまうんで,僕は通常は,事件記録や資料,ノートパソコン等を持ち込んで,空き時間ができた場合でも,時間をもてあまさないようにしています。
でも,以下の思考経路から,今日,僕は手ぶらで法律相談センターに行きました
①クレサラ法律相談は,昨今の多重債務問題の社会問題化から,一般の法律相談に比べて需要が高く,法律相談の需要が多い傾向にある
②法テラスができて,熊本県弁護士会法律相談センターは熊本市内中心部に移転したので,相談件数は増加傾向にある
③年末は,正月をサラ金の取り立てを忘れて平穏に過ごしたいという思いから,相談が多発する傾向にある

よって,今日は相談枠が一杯で,空き時間はないはずである

とすれば,荷物を持っていけば重いだけである

手ぶらで行こー
しかし,いざ法律相談センターにつくと,弁護士会の事務員さんから,
「今日は予約ゼロです」
と言われ,結局誰も来ませんでした・・・
2時間も暇をもてあます
そこで,「法律相談の回転率をあげるには?」なんてことに思いをはせつつ,コーヒー
飲みながら優雅に今日の朝刊を読んでおりました

すると,驚愕の事実が
!!
「多重債務めぐり無料法律相談 きょうから2日間(県弁護士会)」
え~~
同じ弁護士会で,無料相談やってるなら,誰も来るわけないでしょ・・・
クレサラ法律相談(有料)の担当でした。
法律相談は相談者が来なければ完全な空き時間となってしまうんで,僕は通常は,事件記録や資料,ノートパソコン等を持ち込んで,空き時間ができた場合でも,時間をもてあまさないようにしています。
でも,以下の思考経路から,今日,僕は手ぶらで法律相談センターに行きました
①クレサラ法律相談は,昨今の多重債務問題の社会問題化から,一般の法律相談に比べて需要が高く,法律相談の需要が多い傾向にある
②法テラスができて,熊本県弁護士会法律相談センターは熊本市内中心部に移転したので,相談件数は増加傾向にある
③年末は,正月をサラ金の取り立てを忘れて平穏に過ごしたいという思いから,相談が多発する傾向にある
よって,今日は相談枠が一杯で,空き時間はないはずである
とすれば,荷物を持っていけば重いだけである
手ぶらで行こー
しかし,いざ法律相談センターにつくと,弁護士会の事務員さんから,
「今日は予約ゼロです」
と言われ,結局誰も来ませんでした・・・
そこで,「法律相談の回転率をあげるには?」なんてことに思いをはせつつ,コーヒー
すると,驚愕の事実が
「多重債務めぐり無料法律相談 きょうから2日間(県弁護士会)」
え~~
同じ弁護士会で,無料相談やってるなら,誰も来るわけないでしょ・・・
2006-12-19 Tue [ かく語りき ]
「移監」
それは,検察官が,裁判長の同意を得て,勾留されている刑事被告人を他の監獄に移すことを言い,刑事訴訟規則上は,移管した場合,直ちにそのことを弁護人に通知しなければならないとされる。
ところで,刑事被告人は,警察署の留置場(いわゆる代用監獄)に勾留されることもあるんですけど,公判期日直前などによく熊本地裁の隣にある京町拘置支所に移監されてきます。
この場合,弁護人にも通知があるんですけど,
「今から移監しますよ~
」
とリアルタイムに通知がなされるわけではないので,接見に行ったら,ちょうどすれ違いとなることもあります。
もちろん,遠方の警察署に行く場合なんかは,行く前に
「今から接見に行きますけど,まだ移監されてないですよね?」
と電話一本入れておけば,すれ違いなんかおきるはずもないんですが。
でも,たまーに電話確認し忘れて,かつ,遠方の警察署に
で時間かけて出向いたとき・・・すれ違って直前に被告人が移監されていたら・・・悲惨です
。
こんなエピソードがありました。
ハヤシ 「こんばんわー。○○さんに接見に来ましたぁ」
県北の警察官 「えっっ・・・今日の夕方に移監しましたけど」
悲惨です
。そして,こんなときに限ってすごく親切な警察官だったりします。
県北の警察官 「先生に私からも電話してあげれば良かったかなぁ・・・遠いところわざわざ来てもらってぇ・・・なんか申し訳ないなぁ・・・」
ハヤシ 「(そんな恐縮な・・・)」
警察官に罪はありません
ハヤシ 「違うんです。ついでに来ただけなんです。僕は玉名のラーメン
を食べたかったんです。玉名のラーメン
はうまいんです。玉名のラーメン
を食べるついでに警察署にもちょっと寄ってみようかなーなんていう軽―い気持ちで来ただけなんです。玉名のラーメン
は
,玉名のラーメン
は

・・・ゴホゴホッゴホッ・・・」
親切な警察官へのできる限りの配慮+自分の恥ずかしさを隠す=バカ丸だし
という感じでありました。
なお,付言しますが,僕は現在,妻から「ラーメン禁止令」を頂いておりますので,当然のことながらラーメンは食べてはおりません。
それは,検察官が,裁判長の同意を得て,勾留されている刑事被告人を他の監獄に移すことを言い,刑事訴訟規則上は,移管した場合,直ちにそのことを弁護人に通知しなければならないとされる。
ところで,刑事被告人は,警察署の留置場(いわゆる代用監獄)に勾留されることもあるんですけど,公判期日直前などによく熊本地裁の隣にある京町拘置支所に移監されてきます。
この場合,弁護人にも通知があるんですけど,
「今から移監しますよ~
とリアルタイムに通知がなされるわけではないので,接見に行ったら,ちょうどすれ違いとなることもあります。
もちろん,遠方の警察署に行く場合なんかは,行く前に
「今から接見に行きますけど,まだ移監されてないですよね?」
と電話一本入れておけば,すれ違いなんかおきるはずもないんですが。
でも,たまーに電話確認し忘れて,かつ,遠方の警察署に
こんなエピソードがありました。
ハヤシ 「こんばんわー。○○さんに接見に来ましたぁ」
県北の警察官 「えっっ・・・今日の夕方に移監しましたけど」
悲惨です
県北の警察官 「先生に私からも電話してあげれば良かったかなぁ・・・遠いところわざわざ来てもらってぇ・・・なんか申し訳ないなぁ・・・」
ハヤシ 「(そんな恐縮な・・・)」
ハヤシ 「違うんです。ついでに来ただけなんです。僕は玉名のラーメン
親切な警察官へのできる限りの配慮+自分の恥ずかしさを隠す=バカ丸だし
という感じでありました。
なお,付言しますが,僕は現在,妻から「ラーメン禁止令」を頂いておりますので,当然のことながらラーメンは食べてはおりません。
2006-12-19 Tue [ かく語りき ]
この前,こんな戸籍を見ました・・・
「高齢者につき死亡と認定平成○年○月○日許可同月○日除籍」
ん!?
高齢者につき死亡と認定?
高齢になったら死んだも同然ということか・・・?酷すぎるー
と勇み足で思ったのですが,僕の不勉強でした。
これは「高齢者消除の記載」と言って,
戸籍上の生年月日から一般的に死亡している蓋然性が高い高齢の者で,かつ,行方不明の者について,管轄法務局の長の許可を得た上で,死亡を原因とする戸籍の記載をし,戸籍を整理する行政上の措置として認められているものでありました。
例えば,100歳以上の高齢者の場合,その人の関係者がいないか不明で,その人の生死や所在についての資料が得られない場合,職権で死亡を原因として消除の記載がなされるんです(90歳以上100歳未満の場合は関係者の申出が要件)。
つまり,90歳過ぎても放浪の旅
を続けてたら,気づいたときには戸籍上は死んだことになってる可能性があるということになります。
しかし,「高齢者であり,かつ,生死不明であることから死亡と認定」くらいにしてもらわないと,なんとも分かりにくいと思うんですが・・・
「高齢者につき死亡と認定平成○年○月○日許可同月○日除籍」
ん!?
高齢者につき死亡と認定?
高齢になったら死んだも同然ということか・・・?酷すぎるー
と勇み足で思ったのですが,僕の不勉強でした。
これは「高齢者消除の記載」と言って,
戸籍上の生年月日から一般的に死亡している蓋然性が高い高齢の者で,かつ,行方不明の者について,管轄法務局の長の許可を得た上で,死亡を原因とする戸籍の記載をし,戸籍を整理する行政上の措置として認められているものでありました。
例えば,100歳以上の高齢者の場合,その人の関係者がいないか不明で,その人の生死や所在についての資料が得られない場合,職権で死亡を原因として消除の記載がなされるんです(90歳以上100歳未満の場合は関係者の申出が要件)。
つまり,90歳過ぎても放浪の旅
しかし,「高齢者であり,かつ,生死不明であることから死亡と認定」くらいにしてもらわないと,なんとも分かりにくいと思うんですが・・・
2006-12-17 Sun [ かく語りき ]
昨日(12月16日),僕は,熊本県弁護士会主催の
「いじめ」を考えるフォーラム
に裏方として参加していました。
最近,子どもの「いじめ」を原因とする自殺といった実に悲しいニュースが席巻しており,それを受けて,親・学校・地域社会が「いじめ」の問題にどのように向き合っていくかというテーマで講演,パネルディスカッションが行われました。
僕は,今まで「いじめ」の対象になったことはないので,「いじめ」を受けた子どもたちが,「自殺します」という心境にどのようにしてなるのかはリアルには分かりません。
しかし,子どもたちの遺書を読むと,子どもたちの「自殺します」という一言の中に,
「生きたい。でも,自殺せざるを得ない。」
との深い意味が込められていることに気づくことはできます。
そして,自殺を決意した子どもたちの心の中に,自分を追いつめたいじめっ子たちへの恨みだけではなく,
「自分を産んで育ててくれた家族への感謝の気持ち」と
「それを分かりつつも自殺を選択したことに対する謝罪の気持ち」
があふれていることにも気づかされます。
でも,僕は,自分の命は,自分自身をまもるために費やすだけでなく,自分の大切な人をまもるために費やすべきだと思っていますし,そして,自殺といった自傷行為は,「自分自身に対するいじめ」だとも思っています。
だからこそ,死を覚悟して何かを果たした人がいれば,「結果的には短い一生でも人生を全うされたのだろう」と感じますが,自殺をした人のニュースを耳にしても,「可哀相だな」としか思えないのです。
「いじめ」を許すなという以上は,「自分自身に対するいじめ」でもある自傷行為も許すなと言わなければなりません。
どれだけ厳しいと言われようと,どれだけ気持ちが分かっていないと思われようと,自殺を決意した人には,
「死にたい。でも生きないといけない。」
と思って欲しいと伝えるべきなのではないでしょうか。
僕自身は,弁護士として,「いじめ」の問題にリアルタイムに関わることはまずありませんが,昨日,パネラーとして参加してくれた方々のように,一生懸命にこの問題に手探りで向き合おうとしている大人たちがいることも,子どもたちには知って欲しいなぁと思います。
「いじめ」を考えるフォーラム
に裏方として参加していました。
最近,子どもの「いじめ」を原因とする自殺といった実に悲しいニュースが席巻しており,それを受けて,親・学校・地域社会が「いじめ」の問題にどのように向き合っていくかというテーマで講演,パネルディスカッションが行われました。
僕は,今まで「いじめ」の対象になったことはないので,「いじめ」を受けた子どもたちが,「自殺します」という心境にどのようにしてなるのかはリアルには分かりません。
しかし,子どもたちの遺書を読むと,子どもたちの「自殺します」という一言の中に,
「生きたい。でも,自殺せざるを得ない。」
との深い意味が込められていることに気づくことはできます。
そして,自殺を決意した子どもたちの心の中に,自分を追いつめたいじめっ子たちへの恨みだけではなく,
「自分を産んで育ててくれた家族への感謝の気持ち」と
「それを分かりつつも自殺を選択したことに対する謝罪の気持ち」
があふれていることにも気づかされます。
でも,僕は,自分の命は,自分自身をまもるために費やすだけでなく,自分の大切な人をまもるために費やすべきだと思っていますし,そして,自殺といった自傷行為は,「自分自身に対するいじめ」だとも思っています。
だからこそ,死を覚悟して何かを果たした人がいれば,「結果的には短い一生でも人生を全うされたのだろう」と感じますが,自殺をした人のニュースを耳にしても,「可哀相だな」としか思えないのです。
「いじめ」を許すなという以上は,「自分自身に対するいじめ」でもある自傷行為も許すなと言わなければなりません。
どれだけ厳しいと言われようと,どれだけ気持ちが分かっていないと思われようと,自殺を決意した人には,
「死にたい。でも生きないといけない。」
と思って欲しいと伝えるべきなのではないでしょうか。
僕自身は,弁護士として,「いじめ」の問題にリアルタイムに関わることはまずありませんが,昨日,パネラーとして参加してくれた方々のように,一生懸命にこの問題に手探りで向き合おうとしている大人たちがいることも,子どもたちには知って欲しいなぁと思います。